手間をかけることも、
時間を惜しまないことも。
いちばんおいしいを
めざしているから。

私たち比婆肉本舗が比婆牛の肥育をお願いしているのが、株式会社久井牧場さん。
豊富な経験と知識、熟練の技を駆使して肥育に向き合っています。
手間を惜しまず、面倒を避けることなくきめ細やかなまなざしにあふれています。
知り尽くしたからこそ見えてくる、さらなる高みをめざして何度も完成させる。
それはプロフェッショナルだけが成しうる、味の芸術といえるのかもしれません。

評価の高い枝肉をつくるために。
そのノウハウはより
高みをめざしています。

肥育

久井牧場の創業は1954年。平成23(2011)年に法人化されました。長年にわたって蓄積された知識と豊富な経験によるプロフェッショナルな肥育技術は、おいしい牛肉を作るという情熱に支えられて、日々、磨き上げられています。久井牧場の作り出す牛肉は高い評価を得ています。その一端を示すのが広島県畜産共進会で最優秀賞を受賞(2023年第99回県畜産共進会 冬季枝肉の部)したことでもうかがえます。評価のポイントは肉にさしがきれいに入っていることなどでした。久井牧場の奥村恭平代表は「餌やりの回数を細かく分け、牛舎をきれいに保つことで、ストレスがかからないように育てた」とか。その地道な努力がしっかりと実を結んでいます。

 

肥育農家の1日をご紹介。

久井牧場さんの場合。

2023年3月現在、繁殖牛165頭、肥育牛600頭を管理。餌やりから1日が始まります。主な餌は、地元農家の約80町(ちょう)の田から集められたわらです。1町とは約100アール(1ヘクタール)で、およそ3000坪もの広さになります。わらは、たい肥との交換で確保しています。集めたわらは1メートル幅のロール、約2000個分となり、これが1年分の餌になるわけです。そのほか、JAの推奨する餌を与えているそうです。

7:30餌やり
10:30休憩
11:30牛の移動、寝床交換、餌やり
12:30~13:30昼休憩
13:30~15:30寝床交換 牛の移動
16:30~18:30牛の夜食
21:00牛舎の見回り 餌やり
3:00~4:00牛舎の見回り 餌やり
7:30~朝の餌やり

このスケジュールを見て驚かされるのは、夜の9時、夜中の3時、4時にも見回りや餌やりを行なっていることです。夜中に脱走してしまう牛もいるため、真夜中でも見回りが欠かせないとか。また、夜中にお腹が空いた牛がいないように、食べたいときに食べられるように、飼槽を確認していつでも好きなだけ食べられるように餌やりを行なっているそうです。

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